羽根の調整について

ピンと来る方は少ないと思いますが、内羽根式のオックスフォード シューズは羽根の可動域が外羽根式より少ないために、しっかり紐を閉めて履くには外羽根式より難しく 外羽根のダービーシューズばかり履いている方が意外と多かったりします。私もそのような理由で外羽根ばかり履いていたときがありました。

一般的にはウィズを下げて合わせていくのですが、ウィズがだめなら次はサイズを下げて合わせていきます。それでもダメなら諦めて他の木型で探すのがほとんどですね。

足の甲が高い人には当てはまらないけど、甲が低い人はかなり靴選びで苦労されていると思います。

そこで今回の靴のように

初めから羽根が開いているのがわかりますでしょうか?

羽根の開き具合を調整(こちらは最大限に開いています)させていただくことで紐を締める余白を設けることで甲のフィット感を高めています。 羽根の開き具合は2mmピッチでご用意しておりますのでより好みの開き具合に近づけられますよ。甲が低くて自分に合うオックスフォードを持っていなかった人はたぶん 羽根が開いているオックスフォードに憧れを持っているのではないでしょうか? ちなみに私はありました。

少し話はそれましたが、ウィズやサイズで羽根の開き具合を選ぶのではなく足長に合うサイズで羽根だけ調整することがWATARU FUJIEの合わせ方。幅や捨て寸を犠牲にしなくていいんです。

当たり前ですが全ての方にこれで対応出来るわけではございませんが、約半年でお一人だけ羽根が開いたゲージでも羽根が閉じてしまいましたのでおおよそ殆どの甲が低い足に対応出来るかなと思っています。(ご不明点などありましたらコメントやお問い合わせくださいね)

今回のKさまもおそらくオックスフォードで羽根が開いた 履いたときの見た目は気に入っていただけたのではと思っています。昨年の7月 杉村さんのお店で、なんと、僕が以前放出した靴でお世話になったこともお話しいただき、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。

そんな出会いをいただけたのが静岡だったなんて夢ありますよね。色々なご縁をいただけるのはやっぱり動いたとき。動いた時に運は回ります。

春になったら今年も動いて沢山の出会いをしていきたいですね。

さあ、冬の間は種まき。

今年はダービー行きますよ〜

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